◎オルカゲームスが制作した同人ボードゲーム |
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第二弾 日本語タイトル:教会VSマルティン・ルター English tittle:Church VS. Martin Luther 発売日:20180505 イベント配布価格:1000円 ゲームデザイン:外鴨なきく アートデザイン:Moyy イラスト:Moyy 英語翻訳:- 印刷所:萬印堂 プレイ時間:20分 参加人数:3〜5人 対象年齢:10歳以上 |
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コンポーネント:免罪符カード13枚、サマリー5枚、日本語説明1枚 カードはポーカーサイズです。 ゲーム内容:トリックテイキングゲームです。 注意点として、このゲームを遊ぶには、別売りのトランプ一組が必要です。 このゲームに置いて赤スート(ハートとダイヤのことです)はお金を、黒スート(スペードやクラブのことです)は罪を表します。 世界観 時に西暦1517年。 カソリックの教会は聖書に書いていない免罪符を庶民に売りさばいて大儲けをしています。 免罪符のキャッチコピーは「チャリンと音がするたびに、あなたの魂は天国に飛び上がる」。 この現状に疑問を持った聖職者マルティン・ルターは教皇に95か条の質問書を送りつけました。 まさにこれが宗教改革の嚆矢となったのです。 はたして勝つのは富と権力の教会か、それとも、反逆の英雄か! 準備 参加人数に応じて準備は異なります。 最初に、ジョーカーを抜いたトランプ52枚をシャッフルします。 参加人数3人の場合: 全ての9、10、J、Q、K、合計12枚を取り除きます。全員に10枚づつ配ります。使用しない2枚はゲームから除外します。 参加人数4人の場合: 全てのJ、Q、K、合計12枚を取り除きます。全員に10枚づつ配ります。 参加人数5人の場合: 全員に10枚づつ配ります。使用しない2枚はゲームから除外します。 免罪符13枚をシャッフルし、伏せて山札にします。 山札の上から3枚オープンし、山札の右に並べます。 サマリーを一枚ずつ参加プレイヤーに配ります。 手順 リーダーを適当な方法で決めます。 ゲームは10ラウンドあります。10ラウンドを1セットと呼びます。 1ラウンドはトリックテイキングフェイズと免罪符フェイズがあります。 <トリックテイキングフェイズ> リーダーが手札から1枚選んでカードを表で出します。 リーダーの左のプレイヤーから順番に、手札から1枚選んでカードを表で出します。 この時、以下のルールに従います。 @リーダーが出したカード(リードカード)と同じスート、もしくは切り札スートのカードが手札にある場合、その中から1枚選んでカードを表で出します。 Aリーダーが出したカード(リードカード)と同じスート、もしくは切り札スートのカードが手札にない場合、それ以外のスートのカードを手札から1枚選んで、表で出します。 切り札となるスートは、リーダーが出したリードカードのスートで決まります。 ・リードカードがスペードの場合、ダイヤが切り札スートになります。 ・リードカードがダイヤの場合、スペードが切り札スートになります。 ・リードカードがクラブの場合、ハートが切り札スートになります。 ・リードカードがハートの場合、クラブが切り札スートになります。 参加プレイヤー全員が出した参加人数分のカードのことをトリックといいます。 全員がカードを出し終わると、出したカードを比べて一番強いカードを決めます。 スートの強さは 「切り札スート」>「リードカードのスート」>その他のスート です。 数字の強さは A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2 です。 スートの強さを比べて、同じスートであれば数字で比べます。 一番強いカードを出したプレイヤーが、トリックを取ります。 次に、一番強い赤スートを出したプレイヤーが、公開されている3枚の免罪符から1枚選んで獲得します。 免罪符1枚を選んで捨てることもできます。 獲得した免罪符は、表を上にして自分の前に縦にして置きます。 もしトリック中に赤スートが含まれない場合、トリックを取った人が免罪符カードも獲得します。 獲得したトリックは黒スートと赤スートに分けて、自分の前に縦に並べます。この時、カードが何枚あるかわかるように少しずらして並べてください。 ・リードカードが黒スートの場合、トリックを取った人が免罪符カードも得ます。 ・リードカードが赤スート、かつ最強カードが赤スートの場合、トリックを取った人が免罪符カードも得ます。 ・リードカードが赤スート、かつ最強カードが黒スートの場合、トリックを取る人と免罪符カードを取る人は別人です。 <免罪符フェイズ> トリックテイキングフェイズ後、免罪符フェイズになります。 免罪符フェイズには、各プレイヤーごとに1枚だけ免罪符を使用できます。複数枚ある場合は1枚選んで使えますし、使わずに次ラウンドに持ち越すこともできます。 獲得している免罪符カードと黒スートのカードがある場合、免罪符に書いてある条件に従い黒スートカードを消すことができます。 使用方法: 免罪符カードには、廃棄上限枚数と、廃棄対象のカードが書いてあります。一番下には、具体的な数字が書いてある場合もあります。 ・スペード:廃棄上限4枚:スートがスペードのカードを廃棄します。 ・クラブ:廃棄上限4枚:スートがクラブのカードを廃棄します。 ・偶数:廃棄上限4枚:数字が偶数のカードを廃棄します。 ・奇数:廃棄上限4枚:数字が奇数ブのカードを廃棄します。 ・素数:廃棄上限4枚:数字が素数のカードを廃棄します。 ・素数以外:廃棄上限4枚:数字が素数以外のカードを廃棄します。 ・大きい数:廃棄上限4枚:数字が8以上のカードを廃棄します。 ・小さい数:廃棄上限4枚:数字が7以下のカードを廃棄します。 ・フィボナッチ数:廃棄上限4枚:数字がフィボナッチ数のカードを廃棄します。 ・連続数:廃棄上限5枚:数字が連続しているカードを廃棄します。 ・合計が10,20,30:廃棄上限5枚:数字の合計が10または20または30のカードを廃棄します。 ・同数のペア:廃棄上限6枚:数字が同数のペアのカードを廃棄します。 ・合計14:廃棄上限6枚:数字の合計が14のペアのカードを廃棄します。 廃棄対象のトランプカードを横にして、その上に免罪符カードを横向きに表で重ねます。 免罪符の下になった黒スートカードは消えた扱いになり、点数計算に加わりません。 一度使用した免罪符カードを再度使用することはできません。 <ラウンド終了フェイズ> 免罪符山札から、公開された免罪符カードが3枚になるように公開します。 今回トリックを取ったプレイヤーは、次ラウンドのリーダーです。 <ゲーム終了処理> 10ラウンドが終わるとセットが終了します。 得点計算に入ります。 <得点計算フェイズ> この時点で、獲得したトランプカードと免罪符カードが1枚もないプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーはマルティン・ルターです。マルティン・ルターが複数いる場合もあります。 マルティン・ルターがいる場合といない場合で、得点の計算方法が変わります。 マルティン・ルターがいない場合: ・表になっている赤スートのカードは1枚1点。 ・表になっている黒スートのカードは1枚−1点。 ・免罪符カードは0点。 マルティン・ルターがいる場合: ・表になっている赤スートのカードは1枚−1点。 ・表になっている黒スートのカードは1枚0点。 ・免罪符カードは−1点。 どちらの場合も、免罪符カードの下の黒スートカードは数えません。 点数を合計して、一番高いプレイヤーが勝利者です。 バリアントルールとして、参加人数分セットを行うと実力に応じた順位になりやすいでしょう。 |